おもしろ地図を広げよう!
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かつての『道徳』が崩壊しつつある現在。
『モラルジレンマ』という考え方が広まりつつあるようですよ。
『モラルジレンマ』の説明をする前に以下の物語を読んでみてください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『門番のマルコ』
あるところに、お城の門番を勤めるマルコという兵隊がいました。
マルコは門の守りを任されるに当たって、先輩の兵隊にこう指示されました。
「この門は決して開けてはいけないよ。昔この門をあけてしまって敵国に攻められてしまった事があるのだ。」
「そのことがあってから、王様が『この門は戦争の時以外は決して開けてはいけない』という決まりを作ったのだよ。」
マルコは言いつけを守り、門を守り続けていました。
ところがある日、狩りに出かけた王様はひどい熱がでてしまい、
急いで城へ帰らなければならなくなり、近道であるマルコの門へ向かいました。
マルコは門番として家来として、門を開けるべきでしょうか、
開けないべきでしょうか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ココで問題となるのが以下の点ですね。
・ 『門を決して開けるな』と命令したのは、国で一番エライ王様。
・ 早くお城に戻らないと王様の病気が悪化して、命にかかわるかもしれない。
さて、あなたならどちらを優先するでしょうか。
現在教育の現場では子供達にこのような質問をするそうです。
どちらにも、「正義」があって「理」があります。オトナでも難しい問題ですよね。
一日良く考えて、翌日「開ける派」「開けない派」 にわかれてお互いの意見を言い合うのですね。一日良く考える事で、イメージを膨らませて一つの考えを深めていくのですね。2日目に物語の語り部は以下のお話を付け加えます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マルコが兵隊になるに当たって、お父さんにこう言われてました。
「この国は王様がいるから平和に暮らせているのだよ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もしマルコがこの言葉を胸にしまっていたとしたら、
ますますわからなくなりますよね。
ちなみにこの『モラルジレンマ』のお話に答えはありません。
大切なのは「答えは一つ」ではなくて、いろいろな考え方がることを知ることなのですね。ここでは、児童生徒の道徳的な思考を「公正に関する普遍的原理」「役割取得の原理」「人間尊重の原理」へ高めることを意図しているのですね。専門的なお話は『福井県教育研究所の道徳指導案と実践事例』を見ていただくとして、この授業を通して自分の考えは自分の意見としてシッカリ持って、相手の考え方も聞く姿勢というのをもてるようにしていくという事ですね。
結果がどうあれ、こういう授業というのは大切ですよね。
ただ現実問題として、非常に面倒である為児童側からも教師側からも避けられている傾向にあるようです。実際そういうものかもしれないですね…
とはいえ、私達の世代が受けていた教科書の物語を読むだけだったり、NHKの教育番組「さわやか三組」とか見て終了という『道徳』よりは社会的な実践授業であるとは思いますね。
今のオトナの多くに言えることだと思いますが、自分の事だけ言って相手の話を聞かない人が多いというのは現代社会が抱えている問題の一つであると思います。コミュニケーション事態が上手く出来ていないというのがその根本である気もしますが、まずは相手の話も聞いてみる事。いろいろな可能性について考えてみる柔軟性を持つ事が大切ですよね。
コナン「真実はいつも一つ!!」
その「真実」は、自分の中の答えと直結しているわけではなく、相手の意見や回りを良く見てみると、それまでとは違った『真実』にたどり着けるかもしれないですよ、という話。
まあ、大人の世界はパワーバランスで右にも左にもなるけどね…('A`)
『モラルジレンマ』という考え方が広まりつつあるようですよ。
『モラルジレンマ』の説明をする前に以下の物語を読んでみてください。
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『門番のマルコ』
あるところに、お城の門番を勤めるマルコという兵隊がいました。
マルコは門の守りを任されるに当たって、先輩の兵隊にこう指示されました。
「この門は決して開けてはいけないよ。昔この門をあけてしまって敵国に攻められてしまった事があるのだ。」
「そのことがあってから、王様が『この門は戦争の時以外は決して開けてはいけない』という決まりを作ったのだよ。」
マルコは言いつけを守り、門を守り続けていました。
ところがある日、狩りに出かけた王様はひどい熱がでてしまい、
急いで城へ帰らなければならなくなり、近道であるマルコの門へ向かいました。
マルコは門番として家来として、門を開けるべきでしょうか、
開けないべきでしょうか?
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ココで問題となるのが以下の点ですね。
・ 『門を決して開けるな』と命令したのは、国で一番エライ王様。
・ 早くお城に戻らないと王様の病気が悪化して、命にかかわるかもしれない。
さて、あなたならどちらを優先するでしょうか。
現在教育の現場では子供達にこのような質問をするそうです。
どちらにも、「正義」があって「理」があります。オトナでも難しい問題ですよね。
一日良く考えて、翌日「開ける派」「開けない派」 にわかれてお互いの意見を言い合うのですね。一日良く考える事で、イメージを膨らませて一つの考えを深めていくのですね。2日目に物語の語り部は以下のお話を付け加えます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マルコが兵隊になるに当たって、お父さんにこう言われてました。
「この国は王様がいるから平和に暮らせているのだよ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もしマルコがこの言葉を胸にしまっていたとしたら、
ますますわからなくなりますよね。
ちなみにこの『モラルジレンマ』のお話に答えはありません。
大切なのは「答えは一つ」ではなくて、いろいろな考え方がることを知ることなのですね。ここでは、児童生徒の道徳的な思考を「公正に関する普遍的原理」「役割取得の原理」「人間尊重の原理」へ高めることを意図しているのですね。専門的なお話は『福井県教育研究所の道徳指導案と実践事例』を見ていただくとして、この授業を通して自分の考えは自分の意見としてシッカリ持って、相手の考え方も聞く姿勢というのをもてるようにしていくという事ですね。
結果がどうあれ、こういう授業というのは大切ですよね。
ただ現実問題として、非常に面倒である為児童側からも教師側からも避けられている傾向にあるようです。実際そういうものかもしれないですね…
とはいえ、私達の世代が受けていた教科書の物語を読むだけだったり、NHKの教育番組「さわやか三組」とか見て終了という『道徳』よりは社会的な実践授業であるとは思いますね。
今のオトナの多くに言えることだと思いますが、自分の事だけ言って相手の話を聞かない人が多いというのは現代社会が抱えている問題の一つであると思います。コミュニケーション事態が上手く出来ていないというのがその根本である気もしますが、まずは相手の話も聞いてみる事。いろいろな可能性について考えてみる柔軟性を持つ事が大切ですよね。
コナン「真実はいつも一つ!!」
その「真実」は、自分の中の答えと直結しているわけではなく、相手の意見や回りを良く見てみると、それまでとは違った『真実』にたどり着けるかもしれないですよ、という話。
まあ、大人の世界はパワーバランスで右にも左にもなるけどね…('A`)
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